「バリアフリー」とは、日本においては特に建物の段差を取り除くなどの物理的な意味で用いられています。身体機能が低下しているからだの不自由な方や高齢者にとって、ほんの数センチの段差はとて
も危険なものになります。加齢とともに、運動機能の低下や視力の低下、反射速度の低下などから、小さな段差も識
別できずにつまずいてしまい転倒するという事故が起こっています。バリアフリー化されていない場合のこのようなケースは、葛飾区でも骨折などは後をたちません。そのような事
故が起こらないように、葛飾区では公共の施設においてスロープやエレベーターなどの設
置をしたり、高齢者でも歩行がしやすいように段差をなくした道路整備、あるいは判断をしやすいように段差を大きく取るなどの対応で都市をバリアフリー化しています。
全ての人が社会的に生活しやすいような環境を作るために施行されている、「バリアフリー新法」は、年寄りや、からだの不自由な方が円滑に利用できる特定建築物(公共の施設など)の建設の促進に関する「ハートビル法
」と、駅や空港などの公共の交通機関の施設を対象とした「交通バリアフリー法」が統合された法律で、特定建築物(マンション等の共同住宅を含む)に対しては「適合努力義務」としています。これを補うために葛飾区をはじめとした東京都
では「建築物バリアフリー条例」によって適合義務の対象となるバリアフリーを考えた設計の建物の計画が拡大しています。
この条例をもとに、葛飾区内でも集合住宅のマンションや、一般の戸建の住宅(二世帯住宅など)はこの「適合努力義務」の対象になりますので、各設計段階でユニバーサルデザインを採用するなどしてバリアフリー化するこ
とを推進しています。
